02

紙パック容器の優位性

木質資源由来の原紙を用いて製造する紙パックを、よりリサイクル性を高めCO₂排出量の削減に貢献する製品へ昇華しています。

循環型社会への貢献

日本製紙の紙パックは、持続可能な森林資源から調達される木質資源を使用しています。また、温室効果ガスであるCO₂を吸収・固定できる木質資源(バイオマス資源)由来の原紙が主原料のため、バイオマス素材以外の原料比率の高い他の飲料容器よりもCO₂排出量を大幅に抑えることができます。また、紙パックはリサイクル性にも優れているため、循環型社会に貢献できる容器と言えます。

  • superiority

    紙パックの素材

    日本製紙が製造する紙パックは、素材重量比で約8割が、再生可能な木質資源でできています。木が成長する過程でCO₂を自らの中に固定しているため、利用後にもし燃やしたとしても、発生するCO₂はもともと木が大気中から吸収した炭素由来のため、大気中のCO₂は増えないとみなすことができます。

    木質資源素材を用いて下記のような種類の紙パックを製造しています。
    ・チルド(NP-PAK、Pure-Pak®):保存期間が2週間程度で、かつ冷蔵保存を要する容器です。原紙表裏を薄いポリエチレンでコーティングしています。主に牛乳の容器として使用されていますが、清涼飲料等での利用もあります。

    ・アセプティック(フジパック):無菌充填を行い、バリア層としてアルミニウムや特殊フィルムが用いられることで、数か月レベルの常温長期保存が可能です。200ml容量の野菜ジュースや豆乳などの容器としてよく使用されており、1Lの大型容器もあります。

    リサイクル性に優れた製品の課題
    木質資源はリサイクル性に優れています。日本製紙の紙パックはリサイクルすることで循環型社会に貢献できる製品です。一方で、特にアルミ付き容器は回収率が低いという課題があります。

    アルミ付き容器の回収率が低い要因の一つとして、セルロース繊維回収後の残渣の問題があります。その問題の改善を図るため、残渣となるポリエチレンとアルミニウムの混合物(ポリアル)の有効活用の検討を進めているほか、アセプティック容器の常温長期保存の特徴を損なわないノンアルミの紙パックを開発し、回収率を高める取り組みを進めています。

  • superiority

    森林認証紙を使用する理由

    日本製紙の紙パックは、適切に管理・経営された森林から原料を調達することで持続可能な社会を実現する取り組みの一貫として、森林認証紙の使用を推進しています。
    日本製紙は、木質原材料調達のポイントとして、「持続可能であること(サステナビリティ)」「木材の出所が明らかであること(トレーサビリティ)」「きちんと説明ができること(アカウンタビ

    Photo courtesy of Weyerhaeuser

    リティ)」の3つを掲げ、日本製紙グループの「原材料調達に関する理念と基本方針」に基づき、持続可能な森林経営が行われている森林から調達を行っています。日本製紙の紙パックは、日本製紙グループの方針に基づき、適切に管理・経営された森林から原料を調達することで持続可能な社会を実現する取り組みの一貫として、森林認証紙の使用を推進しています。

  • superiority

    森林認証紙とは

    森林認証とは、持続可能な森林経営が行われている森林を第三者機関が認証する制度のことです。また、認証された森林から産出した木材などが適切に流通・加工されていることも認証しています。
    日本製紙の紙パックの原紙調達方針としては、原紙サプライヤーの事業地域において適切かつ利用可能な森林認証を取得していることを前提としています。

    PEFCマークについて
    PEFCとは、世界最大規模の森林認証制度のひとつです。大きな特徴としては、PEFCの国際基準に基づき各国独自の森林認証制度を相互承認し、各国の制度の独立性を尊重する点にあります。日本独自の認証制度であるSGECは2016年にPEFCと相互承認が認められています。PEFCの認証を受けた製品は、PEFCのマークを付けて流通・販売することが出来ます。